湖城の窓から「格安の秘密」

今週のトップ記事は、格安を売りに市場シェアを拡大している独系スーパーのアルディを取り上げました。生活費の上昇で家計が苦しい状況が続く中、格安スーパーは台所の味方です。ただここで疑問が一つ。なぜアルディは価格を抑えられるのでしょうか?

食品を中心とした米メディアのテイスト・オブ・ホームによると、まずは自社のプライベートブランド(PB)の商品の多さがひとつの理由です。一般的なスーパーでは、多くの有名ブランドの商品が並んでいますが、アルディではPBの商品が全体の9割を占めることです。

次に、有名ブランド商品も一部取り扱っていますが、これらは生産中止となった商品や過剰在庫となったもの。安く仕入れて安く売っているわけです。

その他にも、アルディは食肉製品が安いことで有名です。食肉製品は通常、地域の農場から仕入れます。地元で仕入れるため、製品の輸送にかかる費用を少なくすることができます。

他にも販売商品数が少ないことや段ボールのまま店頭に並べることなど、コストと労力を極限まで省いたビジネスモデルが格安の秘密となっているようです。(編集長代理 岩田)

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