NNAオーストラリア社長、オセアニアのニュースを斬る!
第204回 準同盟国の大使を呼び付ける
日本の野党第一党である立憲民主党の武正公一・ネクスト外相が、オーストラリアのヘイハースト駐日大使を議員会館に呼び付け、発言を慎むよう叱責した。ヘイハースト大使が講演やメディアで、日本と中国の関係についてタカ派的な発言をし […]
第203回 難航必至のAUKUS(下)
※前回はこちら:第202回 難航必至のAUKUS(上) 前回は、次期米大統領に再登板するトランプ氏に対する懸念以上に、豪米英の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」を取り巻く問題が噴出していることについて書いた。その典 […]
第202回 難航必至のAUKUS(上)
米トランプ次期大統領が、安全保障をめぐる世界の構図を引っかき回す懸念が至る所で噴出している。それは日本やオーストラリアにとっても同じで、オーストラリアが特に懸念しているのは、トランプ大統領が、豪米英の安全保障枠組み「AU […]
第201回 急接近するオーストラリアと韓国
オーストラリアと韓国がここ数年で急接近しているのを、複雑な思いで見ている。両国の協力関係が特に顕著なのは、安全保障分野とエネルギー分野だ。韓国防衛大手ハンファは8月末に、ビクトリア州ジーロングに自走砲と装甲車を生産する工 […]
第200回 オーカスを覆す?
オーストラリアのマールズ副首相兼国防相が7月12日に英国を訪問し、新政権下のヒーリー国防相と会談した。両国防相はその際、豪米英の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」に基づいた軍事協力の強化を確認している。混迷を極める […]
第198回 モリソン前首相と「神の計らい」
最初に、筆者によるジョークでお目汚しを。スコット・モリソン前首相と岸田文雄首相の2人が、融資の相談で銀行にやってきた。ところが2人は身分証明書を持ってくるのを忘れてしまった。銀行の担当者は2人に言った。「では、首相しか知 […]
第197回 NEMESIS(報復)の政治、馴れ合いの政治
今年1月末から2月にかけて、オーストラリアの公共放送ABCが3回にわたる特集番組「NEMESIS(報復、強敵などの意)」を放映して興味深く観た。トニー・アボット、マルコム・ターンブル、スコット・モリソンという3代の首相に […]
第196回 中国にどう対峙する?
オーストラリアの労働党政権が、豪中関係での立ち位置に苦慮している。アルバニージー首相が昨年11月に中国を訪れて習近平国家主席と笑顔で握手し、冷え込んでいた関係が修復するかと思われていたのもつかの間、安全保障面でオーストラ […]
第195回 親が学校を訴える
10月11日付の全国紙オーストラリアンに載っていたある社会記事に、思わず目が引き付けられた。オーストラリアの王室委員会が、「障がい者の権利に関する国際的な人権項目を国内法に盛り込むよう連邦政府に勧告した」というものだ。オ […]