第429品 プラネットオーガニックのレモン・マートル

レモンよりレモンらしいフレーバー

オーストラリアらしい食品で、ニューサウスウェールズ州北部からクイーンズランド(QLD)州南部の特産品と言えば、植物のレモン・マートル(lemon myrtle)でしょう。レモン・マートルは、レモンの香りを放つ成分シトラールをレモンの20倍含むことから、英国からオーストラリアにやって来た人々が付けた名前です。

人々を引きつける香りのおかげか、先住民は料理に使っていました。また、レモン・マートルが含むシトラールには、抗菌作用だけでなく、鎮痛・鎮静効果もあることから、先住民は経験からけがをした時などで薬のように使っていたそうです。日本では、医師の研究からレモン・マートルが免疫効果を高めるということで、注目され始めています。

レモン・マートルの摂取には、乾燥した葉を料理で使うという方法もあります。一方で、お茶として服用すれば、健康面の効果を期待しながら、おいしく飲むこともできるということで、QLD州のオーガニック食品会社プラネット・オーガニックが、ティーバッグとして製品化しています。9.95豪ドル(1豪ドル=約96円、調査時)で25パック入りの小箱として販売されています。日々の利用だけでなく、オーストラリアらしいお土産としても喜ばれそうです。(欣達)

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