第116品 「ヤミースナックフーズの大豆クリスプ」

大豆と小麦粉が主原料

移民大国オーストラリアでは食の志向も多様で、ベジタリアンや、宗教上の理由で牛肉や豚肉を食べない人などがいます。ベジタリアンの中にも、魚は食べるというペスカトリアン、肉だけでなく乳製品・卵も食べないビーガンなど、異なる志向があります。こういった事情から、オーストラリアでは食品を製造・販売する側にも配慮や工夫が求められます。

食べられる食材に制限がある人たちの間で貴重なタンパク源として人気があるのが、しょうゆやみその原料として日本でもおなじみの大豆です。南オーストラリア州に拠点を置くヤミースナックフーズが製造・販売する「大豆クリスプ(Soya Crisps)」は、大豆をベースにニンニクやタマネギの風味を足したクラッカーです。400グラム入りのパッケージで、オーストラリア国内の中小規模のスーパーで8~9豪ドル(1豪ドル=約87円)で販売されています。

唐揚げや竜田揚げをほうふつさせる味で、塩味もそこそこ効いており、炭酸飲料と合いそうです。大豆は体によいと言いますが、この大豆クリスプは大豆だけでなく小麦粉も主に使われており、食べ過ぎると炭水化物の取り過ぎになってしまうので注意が必要です。

ヤミースナックフーズの大豆クリスプには今回紹介した「オリジナル」味とは別に「ハニーマスタード」味もあります。(梅枝)

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