北信州のブドウ

年末に北信州の実家に帰省していて、地元の「楠ワイナリー」の噂を聞いた。何でも、全国レベルで評判のいいワインを作るので有名だという。そういえば、昔から何度も名前は聞いていながら、気を留めたことはなかった。ワイン産地のオーストラリアに住んであらためてアンテナが鋭敏になったようだ。

そのほかに、北信州には「種がなく、皮ごと食べられて、大粒」という特徴の「ナガノパープル」というブドウ品種がある。巨峰とリザマートをかけ合わせた希少な品種だ。食べる際に種をはき出すという煩わしさもなく、皮の苦みもなく、甘くておいしいので、やみつきになる。

灯台もと暗しと言うべきか、恥ずかしいことに地元であるのにそんなワイナリーや農産物には注目してこなかった。信州というとリンゴだが、まだまだ自慢できる農産物はたくさんあるようだ。今度帰省した際には是非それらを取材してみたいと思っている。(西嵐)

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