日本料理の奥ゆかさ
オーストラリアの公共放送局SBSの日本料理を紹介するテレビ番組「デスティネーション・フレーバー・ジャパン」を毎回楽しく見ている。ナビゲーターは、アダム・リアウ氏。人気のリアリティー料理番組「マスター・シェフ」の2010年の優勝者である彼は、日本に数年滞在していた経験を持っている。
10回に分けられた同番組では、北は北海道から南は沖縄までの料理を網羅。彼が実際に調理を実演する場面もあり、空揚げや冷ややっこがとても上品な料理として仕上がる。地域性のある料理がクローズアップされており、日本人としても見応えがある。
オーストラリアではさまざまな国の料理が食べられるものの、その国々の料理の幅はそれほど多くない。そう思ってこの番組を見ると、日本の各地で生み出された食の豊かさを、遠い異国の地からでもしみじみと感じられる。(豪々)
投稿者プロフィール
最新の投稿
- アグリ&フードTECH最前線2021年9月24日番外編 インドネシア、アグリテック急成長続く 農家の生産から資金調達支援まで、タニハブCEOに聞く
- 企画・特集2016年6月3日マカダミアナッツ考
- 企画・特集2016年6月3日第42品 ザ・ジュース・ラボのライブワイヤ
- 林業2016年6月3日ベトナム向けカンボジア産木材輸出、2年で8倍に