リージョンクラブ

初めて「リージョンクラブ(Legion Club)」へ足を運んでみた。退役軍人のための地域の集いの場。といっても堅苦しいものではなく、パブのような存在だ。年配の人が多いのが特徴だろうか。
まず入店するためには身分証明書が必要で、住所と名前を書かなければいけない。服装もTシャツやビーチサンダルでは入ることができず、行く前は「規則」に若干驚いたものだ。
さらに驚いたのは、午後6時になると突然皆同じ方向に向き、黙祷を捧げること。今まで煌々と光を放っていたテレビやポーキーマシーンは即座にスイッチが切られる。黙祷後は何事もなかったかのように、店の機能がすべて再開される。
そのせいもあってか、随分街中で見かける騒々しいパブとは異なる雰囲気が漂う。さらにそのリージョンクラブはビーチの目の前にあり、手頃な価格のアルコール飲料をバルコニー席では海を眺めながら楽しむことができる。昔の記憶にも思いを馳せる地域住民の憩いの場を垣間見た気がした。(豪々)

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