野生は大変
友人がキノコ狩りに行ったそうだ。ニューサウスウェールズ州政府の所有林で、自由に入って好きなように採っていいそうで、毎年採りに行くのだという。食べられるキノコを見分けるのが大変ではないかと聞くと、その林で採れるキノコは2種類しかないらしく片方が毒キノコだ。見た目が全く違うので、間違えようがないらしい。
しかし採った後が大変だ。まず持ち帰るときは紙の袋でないと緑に変色してしまう。さらに帰りの車中の揺れで袋の中でキノコ同士がこすれた部分も緑色になっていたらしく扱いに非常に気を遣う。またその日中に消毒して保存処理をしないと、翌日以降は食べられなくなってしまう。友人はその日夜中3時までかかって消毒をして保存瓶に漬けたという。
彼はヨーロッパ系の移民でキノコ狩りは慣れているらしいが、別の周囲の友人にはよほど大変そうに見えるらしく、「キノコ狩りなんて行く気が知れない」と言われるらしい。(花坊)
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