豪人の消費行動に変化 小売業界は不安定化

オーストラリアの消費者の食品購入行動に変化が見られる─。小売大手ウールワースが指摘している。急上昇する食品価格を背景に、消費者はタンパク源を高価な牛肉から鶏肉に変え、野菜も冷凍ものの購入を始めたという。同社がこのほど発表した2021/22年度(21年7月-22年6月)の通期決算で、純利益は前年度比0.7%増と横ばいだった。だが今後は消費者の買い控えが発生し、食品小売業界はますます不安定で厳しい環境になると見込まれるという。すでに同社の今期これまでの売上高は、前年を下回っている。【ウェルス編集部】

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