地声人語・湖城の窓から- vol.513
【地声人語】
エクササイズを兼ねて大掃除をしました。高い場所はイスに乗って窓ふきをしたら、力を入れすぎた拍子にイスが倒れ、床に落下し尾骨を強打しました。くしゃみする時ですら痛み、立ち上がるのも一苦労。さらに足も切ってしまったので、かかとを上げて歩かなければなりません。エクササイズどころか最低限の動きしかできなくなり、とんだ裏目に。(花坊)
リラックスを兼ねて買い物をしました。長引くロックダウンで、近辺10 キロ以内のスーパーしか行けないので、できるだけ気が向けば買い物して気晴らししようとしていますが、なんだかいつもくだらないお菓子まで買ってしまい、気がつくとつまみ食いが増えて、リラックスどころかストレスが溜まり、とんだ裏目に。(西嵐)
ロングブレスを兼ねて煙草は深く吸うようにしました。いや、煙草を吸っていると肺が縮こまってしまうので、限界まで深呼吸をしてきれいな空気で肺の隅々まで大きく広げること。これが亡父の主治医の教えで、20 年以上続けています。たまの深呼吸は良いものですが、ロングブレスどころか煙草の本数が増えてしまい、とんだ裏目に。(尋助)
【湖城の窓から】
「Play the long game」
今週号のトップ記事は、キリンの豪子会社ライオンによる「キリン一番搾り」の現地生産化です。ビール酵母は日本と同じ物を取り寄せたそうですが、バイオセキュリティーに厳しいオーストラリアのこと、やはり輸入は一筋縄では行かなかったとか。当局とのやりとりを繰り返した技術担当の横沼さん、昨年12月に酵母が到着した時には、最高のクリスマスプレゼントだと思ったと感慨深そうでした。
2年前、同業のアサヒが地場最大手CUBを買収する際に、競合するクーパーズは「日本企業は長期的視野に立った戦略をとる」として買収に反対しませんでした。その時業界にいる日本企業と言えば、すでにライオンを買収していたキリン。キリンがライオンの株を初めて取得したのが1998年ですから、メインブランドの現地生産まで足かけ23年。本当に長期的視野に立っています。
豪産一番搾りは、タスマニア州のジェームズ・ボーグス醸造所で製造されますが、この醸造所は創業が1881年。伝統ある工場にありがちな、昔気質の工員がいて、従来の方法にこだわるあまり、周囲と軋轢を起こす、なんてことはまったく無かったとのことです。(編集長)
【ウェルスのトリビア 〜今週の紙面から〜】
NZの農業界が待ちわびた季節労働者受け入れプログラムが動き出します。季節労働者を受入れる最初の3カ国は、バヌアツとサモアと、あと一つはどこでしょうか?
(答えは記事中に)