地声人語・湖城の窓から- vol.538
【地声人語】
ショッピングでのポイントを貯めて、クリーバーナイフをもらいました。巨大な長方形の肉切り包丁です。普段の料理では使い道がなさそう、と半信半疑でしたが、白菜をまるごと切る時など意外と便利なことが発覚。平たい面で刻んだキャベツもすくえるし、にんにくもつぶせるし、何よりシェフになった気分になれてすっかりお気に入りです。(岩下)
ショッピングでの小銭を貯めて、小ブタの小銭入れが一杯になりました。数えようと、ジャラジャラと全部を出して並べてみると、誰が入れたのか、何と日本円や外国の小銭も混じっていました。しめて約70豪ドル( 約5,740円)。これで外食代1回分くらいにはなりそうで、すっかりお気に入りです。(西嵐)
ショッピングでの空き瓶を貯めて、リサイクルに出しました。新型コロナでご無沙汰でしたが、週末に行ってみると、大勢が列を作っています。空き瓶が満杯の巨大な袋を引きずる人もいて、一般人なのか半信半疑でしたが、エコシステムに加わることは気分が良いものです。何よりコインももらえてすっかりお気に入りです。(尋助)
【湖城の窓から】
「事象の組み合わせ」
いつ天井を打つかと、2年にもわたって言われていた畜牛価格が大きく下落しました。農業情報各社やオーストラリア食肉家畜生産者事業団(MLA)は、EYCI(東部地区若齢牛指標価格)が現在の11豪ドルの水準から今年半ばまでに9豪ドル前後まで下落すると予想しました。が、果たしてそうなるでしょうか。
今回の急落の少し前、1月第3週にもやや下向きの動きがありました。その際にMLAの情報マネジャーは「クイーンズランド州はまだ多くの地域で牛の在庫が足りず、牛群を再構築する余地もあり、それゆえ需要も強い」とコメントしています。また、トーマス・エルダー・マーケッツのアナリストも「環境は変わっていない。横向きの調整が入った状況」と説明し、「良好な気候条件が市場を押し上げる圧力になっている」と述べていました。
それぞれのコメントで言及されている事象は正しいのでしょう。ですが、事象の組み合わせのバランスによっては、正反対の動きもあり得ると、今回示された訳です。
EYCIは2日、3営業日ぶりに力強く反発しました。オーストラリアの農業界の最大産業である牛肉部門。これまで価格は上昇一本槍で来ていましたが、今後の動きはまだ混沌としているようです。【編集長】
【ウェルスのトリビア 〜今週の紙面から〜】
クイーンズランド農業省が日本の品種を掛け合わせて開発した新種のプラム、クイーンガーネットは老化防止に効果があると言われていますが、このプラムは、別名何と言われているでしょうか?(答えは記事中に)