地声人語・湖城の窓から- vol.489
【地声人語】
プレゼントを買ってもらうことにまんまと成功しました。バレンタインデーに家人を誘い出したのです。普段は家の向かいのスーパーで買い物を済ませているのですが、その日は久しぶりに大きいショッピングセンターに行こうと誘導。着くとそのままその中にある宝石店へ。こちらのバレンタインは日本と逆で男性から女性に贈り物をするので得した気分です。(花坊)
プレゼントを買ってなどとは言われずに済みました。バレンタインデーと旧正月が今年は重なったのです。あちこちでパーティーや主婦会などに呼ばれることが多いわが家人は、旧正月の慌ただしさの中でバレンタインデーに気づいていない様子。というより、私自身がバレンタインデーだと知りませんでした。来月のホワイトデーになんとかしようという気分です。(西嵐)
プレゼントを買ってあげるのは気分が上がるものです。バレンタインデーは、誕生日でも記念日でもないので、家人にあげても不審がられるだけなのですが、その4日後は私自身の誕生日。無言のリクエストをしているようなもの。そんな勝手な理論で特に何もないバレンタインですが、誕生日も地味なので、そのあたりあうんの呼吸という気分です。(尋助)
【湖城の窓から】
「メタボ食品」
100%オレンジジュースの格付けを大幅に引き下げるという結論に達したヘルス・スター・レーティング(HSR)について、食品業界では多くの異論が飛び交っています。その反論の根拠は「濃縮果汁ではない」、「ピュアなオレンジだ」、「国産だ」など。
しかし、今回のアグリ&フード・インサイトでも取り上げていますが、HSRが注目しているのは糖分。飲料の「純粋性」が争点ではありません。ジュースとして飲んだ場合、オレンジ果実を食べた時の約2倍のカロリーと炭水化物を、主に果糖の形で摂取することになります。さらに100%果汁のオレンジジュースの場合、そのうち11%が果糖(主にフルクトース)です。しかもジュースのフルクトースは果実の場合よりも早く血流に吸収されます。かつて果糖は血糖値を上げないから健康という説もありましたが、現在は果糖はブドウ糖に転換され、高中性脂肪血症の引き金となり、肥満をきたす恐れがあるとされています。【ウェルス編集長】
【ウェルスのトリビア ~今週の紙面から~】
食品業界で流行の概念「クリーンラベル」とはどういった概念でしょうか ?(答えは記事中に)