第44皿 羊肉「一世を風靡するチョップ」

オーストラリアとニュージーランド(NZ)の食べ物といえば羊肉は外せません。

その中でも近年大人気なのがラムチョップを使ったメニューです。「チョップ」と言えば、某有名プロレスラーの技が思い出されますが、「たたき切る」といった意味があり、あばら骨の部位を1本ずつに切り離したラム肉のことを指します。チョップせずに固まりのままの肉はラムラックと呼ばれます。

ラムは独特の味とにおいで好き嫌いが分かれますが、さすが主要生産国だけあって、両国のラムは臭みも少なくおいしいです。ラムチョップは骨の部分を持って食べると食べやすいのも、ポイントが高いです。

肉がピンク色になるのは見事な焼き加減の証

NZで行ったインド系のレストランでは、同肉をスパイスでマリネしており、ラム肉のおいしさに目覚めるきっかけとなりました。

スパイスを効かせ、1ランク上の味に

さて月1回の掲載で第44回まで約3年半続けてきた本連載ですが、次なるグルメネタを探しにしばし休載いたします。長年のご愛読ありがとうございました。(文:井戸田好美)

チョップ度        :★★★★★

オセアニア度    :★★★★★

人気度  :★★★★

【店舗情報】

Cassia

5 Fort Lane, Auckland CBD, Auckland , New Zealand

www.cassiarestaurant.co.nz

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