湖城の窓から 「労組の役割」
オーストラリアの農業界や食品業界の共通の懸念事項と言えば、労働力問題でしょう。食品業界では人手不足は17万人以上と試算され、シフトが組めず営業時間の短縮を余儀なくされる飲食店も出ました。食肉の加工業界では「労働力不足は業 […]
湖城の窓から 「人手不足なのに 」
オーストラリアでは現在、さまざまな業界でストライキが行われています。シドニーでは教員や託児所などに加え、駅改札のカード読取機の電源オフを計画した鉄道業界などに注目が集まります。では、過去最高に近い生産高を上げ、業況が良好 […]
湖城の窓から「優良企業、あり〼」
商売で肝要なのは、安く仕入れて高く売る事だと思いますが、今回トップ記事に取り上げた酪農業界では、正反対のことが発生しています。 今年3月に加工大手のブラ(Bulla)・デアリー・フーズが先陣を切って発表した生産者乳価は、 […]
湖城の窓から 「行儀の良い消費者」
オーストラリアの小売業界から、利上げでも消費者の購買意欲は衰えていないという見方が出ています。実際に7月の小売売上高は前月から増加。飲食業界の売上高も増え、人手不足と相まって一部のレストランでは予約が取りにくいと言われま […]
湖城の窓から 「苦しいときの・・・ 」
オーストラリアの小売大手2社、ウールワースとコールズの決算が出揃いました。それぞれの数字はともかく、興味深いのは値上げがほぼ規定のものとして扱われていたこと。今年2月の半期決算では、両社ともインフレ圧力の増加に警鐘を鳴ら […]
湖城の窓から「続く不確実性」
パンデミック当時の物流の混乱が、解消したという声を聞きます。しかし穀物の収穫シーズンが近づくにつれ、コンテナ入手の不確実性に再び注目が集まっているようです。 ビクトリア(VIC)州北部の農家で、生産者団体グレイン・グロワ […]
ゆかりがゆく「揺れるオージービーフ」
インフレや金利上昇により、新型コロナ後にせっかく急回復していた消費者支出がまた減速していたことは知っていました。ただ、今週の弊紙で報じたように、世界市場だけでなくオーストラリア国内での牛肉需要に一気にブレーキがかかったこ […]
湖城の窓から 「戸惑う農家」
ニューサウスウェールズ州の酪農家を取材しました。シドニーから片道4時間かけて北上すると、露天掘りの鉱山を背景に、広い草原で乳牛がのどかに草を食んでいます。 その酪農家が経営する農場の広さは、東京ドーム96個分に相当する4 […]
湖城の窓から 「おいしいフードロス削減」
環境保護への関心が高まる中、フードロスの削減活動に参加してみました。規格外の形や色のため、従来は廃棄されていた野菜を販売するスタートアップ企業に注文すると、すぐに10キロの箱一杯の野菜が届きました。 不揃いのニンジンやい […]
湖城の窓から 「乳製品は必要不可欠?」
インフレの加速に伴って消費者の財布の紐が固くなり、需要が減少して売り上げが減る。こうした流れが米国の酪農セクターで発生しています。オーストラリアの乳業団体、酪農製品連盟(ADPF)によると、米国の牛乳の生産量は徐々に回復 […]