湖城の窓から
湖城の窓から 「苦しいときの・・・ 」

オーストラリアの小売大手2社、ウールワースとコールズの決算が出揃いました。それぞれの数字はともかく、興味深いのは値上げがほぼ規定のものとして扱われていたこと。今年2月の半期決算では、両社ともインフレ圧力の増加に警鐘を鳴ら […]

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湖城の窓から「続く不確実性」

パンデミック当時の物流の混乱が、解消したという声を聞きます。しかし穀物の収穫シーズンが近づくにつれ、コンテナ入手の不確実性に再び注目が集まっているようです。 ビクトリア(VIC)州北部の農家で、生産者団体グレイン・グロワ […]

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ゆかりがゆく「揺れるオージービーフ」

インフレや金利上昇により、新型コロナ後にせっかく急回復していた消費者支出がまた減速していたことは知っていました。ただ、今週の弊紙で報じたように、世界市場だけでなくオーストラリア国内での牛肉需要に一気にブレーキがかかったこ […]

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湖城の窓から 「戸惑う農家」

ニューサウスウェールズ州の酪農家を取材しました。シドニーから片道4時間かけて北上すると、露天掘りの鉱山を背景に、広い草原で乳牛がのどかに草を食んでいます。 その酪農家が経営する農場の広さは、東京ドーム96個分に相当する4 […]

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湖城の窓から 「おいしいフードロス削減」

環境保護への関心が高まる中、フードロスの削減活動に参加してみました。規格外の形や色のため、従来は廃棄されていた野菜を販売するスタートアップ企業に注文すると、すぐに10キロの箱一杯の野菜が届きました。 不揃いのニンジンやい […]

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湖城の窓から 「乳製品は必要不可欠?」

インフレの加速に伴って消費者の財布の紐が固くなり、需要が減少して売り上げが減る。こうした流れが米国の酪農セクターで発生しています。オーストラリアの乳業団体、酪農製品連盟(ADPF)によると、米国の牛乳の生産量は徐々に回復 […]

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湖城の窓から「温暖化の影響 」

オーストラリアは全国的に雨模様の天気が続いています。豪気象庁によると、特に東南部の広い範囲で春までに例年の降水量を超える可能性は70%以上。特に国内有数の農業生産地であるマレーダーリング地域は、過去に雨が多かった年の上位 […]

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湖城の窓から「利益重視に」

オーストラリアの今年度の農産物予想輸出額は、649億豪ドル(1豪ドル=約92円)で過去最高額に達するとの見込みです(農業資源経済・科学局)。生産高も800億豪ドルで、2年前の600億豪ドル台から約30%も増えると予想され […]

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湖城の窓から「NZ首相のロビー活動」

4年越しの交渉で、ニュージーランド(NZ)と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)が合意しました。交渉は夜を徹して行われ、発表の数時間前まで継続したと言われます。 アーダン首相はこの合意を「戦略的に重要」と評価していま […]

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湖城の窓から「チャイナリスク」

オーストラリアの穀物業界関係者から「日本は農産物に対しても、工業製品並の品質基準を求める」と聞きました。不純物を許容するレンジが他国に比べ狭いということですが、青果業界の関係者からも同様の話が。彼はさらに辛辣で、日本は品 […]

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