湖城の窓から「創刊600号を迎えて」
ウェルスは2011年に、前身の「豪州農業ニュース」をリニューアルする形で創刊されました。以来12年にわたり、読者の皆様や取材先の皆様に支えられ、晴れて600号を迎えることができました。厚く御礼申し上げます。
農業・食品分野における日本とオーストラリア・ニュージーランド(NZ)の関係をみると、オセアニアの農産物は日本の食糧安全保障にとって引き続き重要な一方、特に昨今は日本産食品の消費地としてオセアニア市場の存在感が強まっています。日豪NZとも輸出市場の多様化が急務とされる中、今後ますます連携を強めることは歴然としています。さらにはアグリテック開発や農地・企業への投資など、貿易の枠組みを超えた新たな関係性も拡大しています。
私たちはこうした変化を踏まえ、地域唯一の日本語専門誌として、オセアニアの農業・食品業界の現状をより深くお伝えしたいと思っています。まずは700号、そして1,000号を目指し、今後もより情報量の多い誌面作りに励んで参ります。これからも弊誌ウェルスをよろしくお願い申し上げます。(編集長・湖城修一)
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