エビ養殖プロジェクトが頓挫 ニッスイが出資
日本水産(ニッスイ、東京都港区)が出資するオーストラリアのエビ養殖大手シーファーム・グループ(SFG)はこのほど、株主に対し北部準州(NT)に世界最大のエビ養殖場を開設する「プロジェクト・シードラゴン(PSD)」に関し、現行の形式では実行が不可能になったことを明らかにした。
豪印の暫定FTA、穀物豆類への恩恵は?
オーストラリアとインドの両政府が暫定的に合意したオーストラリア・インド経済協力・貿易協定(AIECTA)では、オーストラリアの穀物・豆類業界はさほど恩恵を受けない見通しで、業界には失望感が広がっている。
ワイン醸造業界、 豪印FTA暫定合意を歓迎
オーストラリアのワイン醸造企業は、インドとの自由貿易協定(FTA)暫定合意を受け、同国市場へのアクセスが拡大すると歓迎する一方で、市場の構築には時間がかかると慎重な姿勢も見せている。
輸出優位性、FTAだけでは不十分=ABARES
オーストラリアは世界の貿易パートナー16カ国と自由貿易協定(FTA)を結んでいるが、競合国も同様にFTAを通じて競争力を高めているため、オーストラリアは新たな方法で競争上の優位性を得る必要がある─。
米国が日本向け牛肉輸出で有利に、豪に痛手
日本と米国政府が、日米貿易協定に基づく対米牛肉セーフガード(緊急輸入制限)措置に関して、セーフガードの発動水準を引き上げることで合意したことが分かった。
豪畜牛価格EYCI、11豪ドル以下に下落
オーストラリア北部地域で生産者による畜牛の購入が落ち着きを見せ始めた影響で、東部地区若齢牛指標価格(EYCI)は3月末に枝肉1キログラム当たり11豪ドル(1豪ドル=約92円)を切り、過去5カ月間で最低の水準に下落した。
NZハートランド、豪の家畜融資大手を買収
ニュージーランド(NZ)の金融サービス会社ハートランド・グループ・ホールディングス(HGH)はこのほど、家畜を担保とした融資事業を手掛けるストックコ(StockCo)NZと農業関連サービス会社エルダーズの2社から、ストックコのオーストラリア事業を取得する条件付き売却契約に署名したと明らかにした。