今週の農業1行フラッシュニュース!(2023年12月15日)

【畜産】NZラム肉価格、豪州過剰放出で安値に(NZH)

オーストラリアが乾燥懸念で羊の処理を加速して輸出を増やしたことから、ニュージーランド(NZ)でラム肉とマトンの価格が、1キログラム当たりの5年平均価格をそれぞれ15%と45%下回っている。高インフレ下の消費者には朗報だが、生産者にとってはコスト高で利幅が圧縮されるなど受難の時となっている。

【畜産】豪羊業界、干ばつ準備で囲い込み給餌普及(OTH)

【畜産】QLD、牛ブランド・登録規制を変更へ(OTH)

【穀物】小麦品質、降雨影響で各地でばらつきか(OTH)

オーストラリアの各穀倉地帯は、過去数週間に最大で200ミリメートルの雨量を観測するなど、予想外の降雨に見舞われている。ただ、雨量が十分ではない地域も多いことから、来年度に向けて各地の小麦の品質にばらつきが出そうだと、農業界で早くも懸念の声が出ている。

【酪農】乳牛の尿中窒素を測定、牧草への影響計測(RNZ)

【酪農】フォンテラ、世界メタン排出対策約束なし?(RNZ)

【酪農】乳業ブラウンズ、おやつチーズでアジア進出(AFR)

【食品飲料】ウールワースの地方新店舗、先住民権抵触(AU)

【食品飲料】グズマン・ゴメズ、新CFOにKマート役員(AFR)

【食品飲料】豪マクドナルド労働者、労働問題で集団訴訟(SMH)

【綿花】NSW綿花畑、1000haでドリフト被害(OTH)

【ワイン】ロンドンの有名ワインクラブ、メルボルンで開業(AFR)

【水産】NZ養殖業界、水産業後押しの新政権を支持(OTH)

【政策】豪政府、農業界向け先住民権限対策補助金廃止か(OTH)

オーストラリア連邦政府が、農地が先住民権限と抵触した際の紛争解決を念頭に農業界に給付していた補助金制度の廃止を検討している。「ボイス」の国民投票を行った与党労働党は、前政権とは違い農家への訴訟費用補助制度が先住民側に不利だと判断している。

【青果】青果コスタ減益へ、悪天候とインフレで下方修正(AU)

【林業】豪日17カ国が木材建築増約束、NZは参加せず(OTH)

【林業】NZサイクロン被災地、所有者に再植林3年猶予(RNZ)

【バイオ】肥料爆薬インシテック、新CEOはBHP元役員(AFR)

【その他】食品輸送スケールズ、サイクロンで減益見通し(RNZ)

【その他】包装大手オローラの仏社買収、投資家は不満(AFR)

包装大手オローラの株主は、同社が買収したフランスの高級アルコール飲料向けボトル会社セイバーグラスの買収に不満を抱いている。セイバーグラスの顧客はヘネシーやグレイグースなどの高級ブランドだが、世界的な高インフレで安価なアルコール飲料への需要が高まっており、オローラの戦略を疑う声も出ている。

【その他】水利インフラ補助金、洪水被害農家にも適用(OTH)

【その他】農機シードターミネーター、雑草駆除新製品開発(AU)

【その他】銃登録規制改正、農業界は詳細登録を懸念(WT)

【その他】キングループ、包装パクトの買収提示額引き上げ(AU)

(1豪ドル=約95円、1NZドル=約89円)

(12月8~14日、出所:ウィークリー・タイムズ(WT)、公共放送ABC、オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)、オーストラリアン(AU)、ウエスト・オーストラリアン(WA)、シドニー・モーニング・ヘラルド(SMH)、エイジ(AGE)、ラジオNZ(RNZ)、NZヘラルド(NZH)、その他(OTH)、scoop.co.nz、stuff.co.nzなど)

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