NZジェネシス、木質ペレットで発電を計画

ニュージーランド(NZ)の電力大手ジェネシス・エナジーが、北島のハントリー(Huntly)の発電所でバイオマスを燃料として使用することを計画し、発電所の寿命を2040年以降まで伸ばすことができるとの見方を示した。同社はまた、エネルギーセクターをシステム全体でみた場合、再生可能エネルギーのみに依存する方式には確信を持てないとした。フライデーオフカッツが伝えた。

この見解は、議会の環境委員会で検討されている政府の排出削減計画に対する具申で示されたもの。

ジェネシスは、35年までにエネルギー消費量の50%を再生可能にするという政府目標を支持するとしたが、再生可能エネルギーによる発電への移行や100%再生可能電力の目標実現という点に焦点が片寄りすぎの可能性があると表明。すべてを再生可能エネルギーにすることで、不安定で信頼性の低い電力供給という、意図とは異なる結果が生まれることもあると警告した。

ジェネシスのハントリー発電所は1982年に稼働。通常時はガスによって発電し、電力需要が強く、ガスの供給が少ない時に石炭も用いる方式だ。この方式は通常よりも排出量が多く、電力卸値も平均よりも高くなるとされる。

このためジェネシスは、燃料として特別な木質ペレットを用いたバイオマス発電を計画。ペレットは輸入する必要があるが、石炭のように保管しておくことも可能だ。

同社はバイオマス発電に関し、政府が計画している南島オンスロー湖の水力発電の稼働後も、バイオマス発電が乾燥時のリスク対応策になるとしたほか、ボイラーやタービンの寿命が延び、資本コストも他の代替インフラと比較して大幅に低いと主張した。

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