政府系研究機関、食品廃棄物削減に新事業
2018年にオーストラリア連邦政府の資金拠出によって設立された、食品廃棄物の削減を目的とするファイト・フード・ウェイスト協力研究センター(FFWCRC)はこれまでに、クイーンズランド州政府農漁業省(DAF)と連携し、中小の農家らに対し廃棄される産品を有効活用する資金や技術を提供する新事業、ファイト・フード・ウェイストSMEソリューション・センターを始めた。
乳業サプート、工場2カ所で加工量拡大へ
カナダの乳製品・食品雑貨メーカー、サプート(Saputo)が、シドニーのラバートンノースとメルボルンのアースキンパークに保有する液体牛乳加工工場での加工量を増やし、小売り大手コールズ以外の顧客向けにも牛乳を提供する方針を明らかにした。
ライオンのチーズ部門売却、ACCCが懸念
オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)は、キリンホールディングス傘下のライオン・デアリー・アンド・ドリンクス(LDD)のチーズ部門をカナダの乳製品加工大手サプートが買収する件に関し、タスマニア(TAS)州のチーズ工場の売却が、同州の生乳業界の競争を低下させる可能性があるとして、関心を寄せている。
飼料肥育牛数、需要反映し2Q過去最多
オーストラリアのフィードロット(肥育場)で飼料により肥育される肉牛の数が、2019年第2四半期(4~6月)に、過去最多となる114万7,393頭に達したことが分かった。
子羊生産、供給先により異なる遺伝子選択を
子羊生産における雄羊の遺伝子選択では、生産者が輸出向けに子羊を肥育するか、国内市場向けに生産するかどうかで異なったアプローチが必要になる─。
家畜にGPS、牧場電子化で効率化
農業関連技術のIDSオーストラレーシアはこのほど、衛星利用測位システム(GPS)を利用して家畜の位置を把握するスマートトラッカー、「GFARM」トラッカーを開発した。
家畜伝染病を防げ!研究センターが対策
オーストラリアのチャールズ・スタート大学(CSU)に設置されている農業技術研究グラハムセンターは、牛や豚などの偶蹄類家畜がかかる伝染病の一つである口蹄疫(こうていえき)の対策事業の内容を明らかにした。
麦芽事業分離は農家に恩恵=グレインコープ
オーストラリア東部州最大の穀物商社グレインコープのパームクイスト最高経営責任者(CEO)はこのほど、麦芽事業の分離計画が国内の生産者や顧客に恩恵をもたらすとの見方を示した。