オセアニア農業の歩み「各地で熱波、暑さ対策必須」

今週は、遺伝的指標「暑熱耐性オーストラリア育種価(Heat Tolerance Australian Breeding Value)」の仕組みや、酪農現場での活用状況などを取り上げたインタビュー記事をトップに掲載しました。

現在オーストラリアは冬ですが、日本や欧州では熱波が深刻な状況となっています。オーストラリアでも夏季は酷暑が頻発しており、連邦政府が昨年9月に発表した全国気候リスク評価報告書では、牛が暑さに苦しむ「熱ストレス日数」が、2050年までに国内のほとんどの地域で増加すると予想されています。熱ストレスにより飼料摂取量が減少し、牛肉生産量や乳量の低下は避けられないとみられています。

こうした中、日陰を確保するための構造物や牛舎へのスプリンクラーの設置が進められていますが、牛群全体の暑熱耐性を高める取り組みも興味深いと思いました。

今週から新特集「海外流出相次ぐ日本の農産物」が始まります。本特集では、中国在住のフリーランス記者が現地取材を基に、イチゴやブドウ、メロン、柑橘類などの日本産果物が中国へ流出するルートや、中国市場に流通する日本品種の実態を探ります。さらに、日本品種の導入をめぐる中国の生産者や流通関係者、消費者の受け止め方についても、現地の視点から紹介します。本特集は当面毎週掲載となります。(本田歩)

投稿者プロフィール

ウェルス編集部

公式SNSをフォロー