オセアニア農業の歩み「キリンの自信」

今週は、キリンホールディングスの南方健志社長へのインタビューをトップ記事にしました。オーストラリアでは、酒税の上昇や消費者の嗜好の変化、若者のアルコール離れなど、酒類メーカーを取り巻く環境は決して楽ではありません。それでも南方社長がオーストラリアを「先進的な市場」と捉え、挑戦する姿勢を強く示していたことが印象的でした。市場の縮小や課題だけを見るのではなく、変化の中から新たな需要を生み出そうとする姿勢に、メーカーとしての自信を感じました。

また、シドニーで開かれた「酒フェスティバル」では、日本酒市場の前向きな変化を感じました。日本酒の普及や教育に携わるシモーン・メイナード氏によると、この10年で日本酒を受け入れる人は大幅に増え、さまざまな種類のレストランに導入が広がっています。

一方、同氏が最大の課題に挙げたのは「価格」でした。「あらゆる物の価格が上がる中、日本酒は多くの人にとって少し高価」と指摘しています。実際、オーストラリア向け日本酒の平均輸出単価が上昇する一方、輸出数量は伸び悩んでいます。今後も価格と需要の両面から、日本酒の輸出動向に注目していきたいです。(本田歩)

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ウェルス編集部

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