湖城の窓から「チャイナ・リスク」
中国でデフレ圧力が鮮明になりました。国家統計局が9日に発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年比0.3%下落し、2年5カ月ぶりのマイナスです。生産者物価指数(PPI)は昨年10月から前年比で低下しており、消費者側と生産者側の双方で価格下落圧力が強まっています。
現地報道によると需要が減少しており、消費者は支出を先送りしサプライチェーンはどうにか在庫を売り切ろうとしているようです。
そんな状態の中国が、オーストラリア産大麦の関税撤廃を決めた理由を「ビールの需要が旺盛で、国内の大麦供給ではニーズが満たせない」(ロイター通信)としているのは腑に落ちません。
また、中国はニュージーランドにも影を落としています。中国の乳製品需要の低迷を受け、乳業最大手フォンテラが生産者乳価を中央値で1NZドル(1NZドル=約87円)引き下げました。地元エコノミストの試算では、これにより酪農家の多くが今年赤字に陥り、負債返済の繰り延べや肥料など資本支出を削減し、NZの国内総生産(GDP)は最低50億豪ドル減少するともみられています。
NZの中国向け乳製品輸出額は15億NZドルでシェア1位。2位オーストラリアの5倍とダントツです。
不透明な巨大市場への依存リスクが拡大しています。(編集長)
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