締めの一品

人気の回転ずし屋で開店前から待っていると、日本人の友人に出会った。彼女も同じすし屋に行く予定で、予約受付表に1番で名前を書いたという気合の入りようだ。子供たちと一緒に来ているといい、娘さんと息子さんを紹介してくれた。2人は顔と体つきが完全にオージーで恰幅のいい若者だ。

すしは彼女が好きなだけで、子供たちはオーストラリア育ちなので生魚はあまり食べないらしい。だが2人のために、この後1時間半後に向かいの焼き肉屋も予約しているから大丈夫だという。2人には2軒目の事は伝えていないそうだが「間違いなく2人とも食べられるから問題ない」とのこと。そうしているうちにお店が開き、彼女らは一番に店に入っていった。こちらが小1時間程で満腹で食事を終えた際にも彼女らはまだすしを食べていた。

「締めにラーメン」は日本人の十八番だが、若者オージーは「締めに焼き肉」とは。(花坊)

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