コロナ禍の冬
近所の八百屋で大根を見つけた。冬の日本のスーパーでよく見かけていたあの形、あの大きさで、しかも3豪ドル(1豪ドル=約82円)と安く、買わない選択肢はなかった。八百屋の店長いわく、特に需要があるわけでもないため、1日1本しか入荷していないとのこと。早起きして買出しに来た甲斐があった。
長引くロックダウン(都市封鎖)で、今では毎日三食自炊状態。久々に買った大根も、みそ汁や煮物、大根サラダと大活躍してくれた。
外食が自由にできないせいか、以前は外食で楽しんでいた料理を自分で作るようになった。スパゲッティーを重曹で茹でて中華めんに変え、焼きそばを作ってみたり、キムチの素とごま油で白菜キムチを作ってみたりなど、料理のバラエティーは広がる。
ロックダウンが予想外にも、料理の腕前向上に貢献してくれているものの、ロックダウンに関係なく行きたいお店は増える一方で、結局のところどこにも行けない。早期収束を願うばかりだ。(弥生)
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