湖城の窓から「日本由来のニュートレンド」
オーストラリアの食肉業界で、「WAGYU」に続く新たな日本由来のトレンドが生まれるかもしれません。 それは「KOKUMI」。甘味、酸味、塩味、苦味、うま味に続く第6の味覚として、オーストラリア食肉加工業者協議会(AMPC […]
湖城の窓から「スーパーに弱腰?」
オーストラリア連邦政府がウールワースなど大手スーパーを対象とした食品行動規範を義務化する方針を固めています。違反したスーパーに巨額の罰金を科すなど、調査したクレイグ・エマーソン元貿易相の勧告をすべて受け入れる形ですが、オ […]
湖城の窓から「実証の時」
ニュージーランド(NZ)の最大企業フォンテラが各国で展開する消費者事業を売却することについては、地元から「金の卵を生むガチョウ(利益を生み続けるもの)を手放すことになる」という批判も出ています。ある有力酪農家は、「消費者 […]
湖城の窓から「冬の出来事あれこれ」
冬の訪れと共に、ここ数週間でオーストラリアの農業界ではいくつもの出来事がありました。一つ目は西オーストラリア州を中心に、広く雨が降ったこと。乾燥が続いていた同州では主に穀物業界がやきもきしていましたが、初冬の雨で景況感が […]
湖城の窓から「内外から反対続く」
オーストラリアが生体羊の海上輸出を2028年に禁止すると決定したことについて、主要輸出先のクウェートからも反発の声が上がっています。 クウェートはオーストラリアにとって、生体羊の最大の輸出先であると同時に、中東最大級の穀 […]
湖城の窓から「沈黙の酪農加工業界」
オーストラリアの酪農業界は7月に新シーズンが始まります。例年6月第1営業日までに乳加工会社が新シーズン向けの牛乳の買取価格(生産者乳価)を提示し、その後1カ月かけて酪農家と協議したり、他社の動向を見て乳価を調整したりしま […]
湖城の窓から「政府はどちらを見る?」
オーストラリアの農業生産者を代表する全国農業者連盟(NFF)がアルバニージー首相宛てに「政府はもはや信頼できない」という内容の公開書簡を送って話題となっています。 その書簡では、生体羊の海上輸出の禁止のほか、マレーダーリ […]
湖城の窓から「もめる農業界」
オーストラリアの農業界がもめています。一つはバイオセキュリティー保護賦課金(BPL)について。BPL制度は、バイセキュリティーを強化する費用を農林水産業界などが生産高に応じて負担する仕組みです。先月の政府案の発表時点で農 […]
湖城の窓から「駆け引き」
オーストラリアの牛乳の生産量が回復しています。今年3月までの累計生産量は前年を3.1%上回っており、2020/21年度以降3年続いた年間生産量の減少も、今年ようやく反転する見込みです。 供給が増えれば価格が下がることは自 […]
湖城の窓から「市場縮小」
オーストラリアの食品市場で、日本企業が進出あるいは展開を拡大する例が目立っています。弊誌で今年これまでに取り上げた企業は主なものだけでサントリー、キユーピー、壱番屋、ミツカン、キリン、無印良品、セブン―イレブンなど。長期 […]