第328品 プオポロのサラミ・フィノッキオーナ

ずっしり重みが感じられます
オーストラリアとニュージーランドの英語では、プロシュートやサラミなど肉の加工品は総じて「スモールグッズ(smallgoods)」と呼ばれます。サラミは日本でも洋風おつまみとして欠かせない存在です。メルボルンのスモールグッズブランド、プオポロ(puopolo)は、職人が丹精込めて手作りしたアルチザンのサラミを販売しており、プロのシェフにも愛されています。
プオポロは、イタリアの移民ヴィタンジェロが1978年に創業。何世紀も前から伝わる南イタリア独特のレシピを持ち込み、本格的なスモールグッズを作ってきました。彼の伝統的な製法は息子ニックにも受け継がれ、その後新しい世代が空気で乾燥させるエアードライ製法によるアルチザンシリーズを立ち上げるなど、時代と共に進化し続けてきました。
家族経営である同社は「仕事をして、時々ワインを飲みながら、家族や仲間と美味しいものを囲む」というシンプルな価値観を信じているといいます。
プオポロのサラミ・フィノッキオーナは100%オージーポークを使用。厳選されたビクトリア州の生産者から調達されています。フェンネルシードが味付けに使われているため、いつもスーパーで買うような塩気の強いサラミとは異なり、ハーブの香りが個性的で味わい深いです。値段は9.99豪ドル(1豪ドル=約83円、値段は調査当時)。きゅうりとチーズと一緒に食べるのがおすすめです。(岩下)
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