第326品 トアビバレッジズのヘンプ・インフューズド・スウイチェルズ(ピーチ&ジンジャー味)
日本で精神活性作用がある成分が少ないヘンプシード(麻の実)などのヘンプ(大麻)を原料とした食品が注目されています。一方、ここオーストラリアでは、ヘンプ食品が合法化されてまだ5年ほどしかたっていませんが、良質なタンパク質を含み必須脂肪酸を含むなどの栄養価の高いことから、各種の製品化が試みられています。
クイーンズランド州の新興飲料企業トア・ビバレッジズの場合、飲料に応用しました。同社によれば、大麻は病害に強く農薬なども必要ないから地球に優しく、植物なので当然ですが二酸化炭素(CO2)も貯留するので環境にも有用だとのこと。
人間にも地球にも役立つ大麻の抽出物を混ぜたのが、同社の炭酸飲料製品インフューズド・ヘンプ・スウイチェルズです。値段は300ミリリットル入り缶が3.9豪ドル(1豪ドル=約82円)で、少々割高な気もします。同社のサイトから直接購入もできますが、新型コロナウイルスの感染流行にも負けず、昨年からスーパーマーケット大手コールズや競合のハリスファームでも販売を始めるなど、販路を拡大しています。
フレーバーは「スイカ・ミント」や「ミックスベリー」も選べますが、ピーチとジンジャー味を選んでみました。飲み口はよくあるピーチ味だったのですが、後味にショウガとは違う、今まで感じたものとは違う何かを感じました。それが「大麻」なのかどうかはわかりませんが。(欣達)
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