年末スケッチ2021

毎年恒例のオーストラリアの年末風景スケッチ。

パラマタのウールワースで突然の大声。見るとエスカレーターを駆け下りる万引犯と、怒鳴りながら追いかける従業員。オミクロン株で客足も途絶えた中、犯人は盗み易しと踏んだか。それにしてもこの店での捕り物劇、一年前にも遭遇。日本での正月の餅ならぬ、ハム無しでクリスマスを迎えられない、という思いか。

シドニーCBD(中央商業地区)のレストランで忘年会。2年ぶりに会う面々と話題は尽きない。料理は美味だが、食品価格の上昇を実感。お決まりのカラオケは急遽キャンセル。政府は規制を緩和すれどオミクロン株はやはり恐ろし、というのが共通の思いに。

ホーンズビーで乗ったウーバー。ドライバーに話しかけるも「オミクロン株だから不必要な会話はしない」と一言。だが降車時には「良いクリスマスを。高評価よろしく」と。あけすけな図々しさに呆れた思いも。

オミクロン株にため息をつく間に年末が過ぎゆく。(尋助)

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