ことの葉「値下げの錯覚」

オーストラリアの大手スーパーで浮上した「値引き偽装疑惑」は最近、消費者の不信感を強めている。通常は安定していた価格を短期間だけ引き上げ、その後「値下げ」と表示することで、あたかも割安になったかのような印象を与えていたという。お得を見逃すまいとアプリを使いこなし、楽しみつつも賢く節約できていると思っていた筆者にとっても、裏切られたような出来事だった。

とはいえ、店頭では結局、気になっていた新作の菓子ティムタムや、半額表示の大袋ポテトチップスをカゴに入れてしまう。理屈だけでは割り切れないのが、日々の買い物の面白さでもある。

ただ、今回の件で、価格を自分の目で確かめる姿勢は大事だと気づかされた。アプリや広告に頼らず、必要なものを必要な分だけ選んで、納得できる価格で買い物する。結局のところ、それが一番難しいのだが。(春芳)

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ウェルス編集部

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