対中リンゴ輸出解禁、豪本土の生産者に好機
オーストラリア本土からの中国向けリンゴ輸出が来年から解禁される運びとなり、リンゴ業界では、国内の小売り大手2社に販売を依存していた状況から脱することができると期待感が広がっている。
対中リンゴ輸出は2010年以降、ミバエ(フルーツフライ)の混入への懸念から、タスマニア州からのみに輸出が限定されていた。オーストラリア農林水産省(DAFF)と中国税関総署は今年4月に、ミバエの混入を防ぐために冷却措置を講じることなどを含めた新たな植物検疫協定で合意し、アルバニージー首相が先月半ばに中国を訪問した際、正式に署名がなされた。