第23回 カップケーキのデコレーション、野菜や果物でカラフルに!
オーストラリアでは、色鮮やかなアイシングがかかったカップケーキやクッキー、ドーナツなどをよく見かけ、子どもの誕生日にカップケーキを学校に持っていく習慣もあります。ただ、食べると舌が真っ青になったりする人工着色料を使ったアイシングは、日本人の感覚には合わないかもしれません。
スーパーマーケットの製菓材料売り場には人工着色料のほかに天然着色料も売られていますが、今回は野菜や果汁など身近な食べ物を使ったフードカラーリング、そしてトッピングの作り方を紹介します。

アイデア次第で身近な食材をフードカラーに
■食べ物から着色料を作る
私が挑戦したのは、ピンク(イチゴ)、紫(ブルーベリー)、オレンジ色(ニンジン)、黄色(サフラン)、緑(ネトル)の5種類です。分量などはブログで詳しく解説していますが、まずそれぞれに鍋で煮て茶こしで漉すなどして、色が濃縮された液体を抽出。これをフードカラー(着色料)として使います。お茶にできる野生のハーブ・ネトルは、煮出して温かいうちは黄色っぽい色ですが、冷めると濃い緑色になります。
次に、フードカラーを粉砂糖(icing sugar)と混ぜてアイシングを作ります。粉砂糖大さじ5に対しフードカラーを小さじ1/2~1くらいずつ足していき、その都度よく混ぜ、アイシングが好みの固さになるまで調節しましょう。イチゴとブルーベリーのフードカラーは元々とろみがあるので、適宜水を足して好みの粘度にします。黄色のサフランには、水の代わりにレモン汁を少し使って色と風味をマッチさせました。
完成したアイシングは、色の元となった食べ物の味がほのかにしました。人工着色料とは違う、素朴で優しい色合いも良いですね。
■カップケーキを彩る
適量のアイシングをカップケーキの上に載せ、ゆっくり傾けて広げていきます。作業している間にアイシングの水分が蒸発して固くなった時は、水を1~2滴ほど加えるとまた塗りやすくなりました。
食べ物から作ったカラーのなので、食べてもまったく無害。何色も用意するのが大変であれば、1~2色から始めるのも良いでしょう。皆さんも、ぜひフードカラーに使えそうな身近な食材を探してみてくださいね。

人工的な材料を使わない、食べて安心のアイシング
■トッピングも手作り
トッピングには、キヌアを炒ってはじけさせたものを使いました。キヌアは水洗いした後、よく乾かし、煙が出るくらいまでよく熱した片手鍋に入れます。一度に大量に入れると焦げる原因になるので注意してください。すぐにキヌアがはじけ出すので、ふたをして鍋をゆすり(火を弱めても可)、はじける音が止んで焼けた香りがしてきたら、すばやくキッチンペーパーの上などに取って冷まします。
このポップキヌア、カリカリとした食感と香ばしい風味が食べて楽しく、焼き菓子のほか、サラダやヨーグルトのトッピングにしたり、オーブン料理に加えたりしても変化が出て良さそうです。
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