日本の味を求めて

日本の知人が勤めていた日系外食企業が、シンガポールに進出を決めた。社長が視察した際に、現地の食事がおいしくないと感じて、進出の余地があると判断したという。
確かに、海外に滞在すると日本の食文化のレベルがいかに高いかを実感させられる。ただ、日本食が恋しくなり、駆け込んだレストランが韓国人や中国人の経営だったり、照り焼き味ばかりということがよくある。みそ汁を注文して、だしからでなくみそを直接湯に溶かしたのかと疑うことも。
ファーストフードやコンビニも、日本とは別の企業がフランチャイズ経営しているため、店名は同じでも販売している商品や味が異なる。個人的にはクリスマス時期に、ケンタッキー・フライド・チキンのカーネルバーネルが無性に食べたくなるのだが、チキンの揚げ方が日本と違うため、いまいち食欲をそそらない。
周りのオージーには、日本に行って現地の味を堪能してほしいと勧めている。(栗生)

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