ことの葉「カシューナッツ考」
カシューナッツは独特なうま味があるのでよく食べるが、オーストラリアやニュージーランドではほとんど生産されていないという。調べてみて驚いた。恥ずかしながら、カシューナッツがどうやって生産されるのか、全く知らなかった。
カシューナッツは、一般のナッツのように実の中に種があるのではなく、「カシューアップル」という実の外側に1個だけぶら下がるように実る。これを切り離して数日間「天日干し」する。殻には「ウルシオール」という、触ると激しくかぶれる毒性油が含まれているので、焼いたり蒸したりしてこの油分を飛ばして無害化する。無害化したら硬い殻を割って中のナッツを取り出し、さらに薄い渋皮をむいて、ようやくあの白い姿になる。
オーストラリアでも栽培に適した地域はあるが、非常に加工に人的な手間がかかるため、国内には加工設備がほとんどないという。カシューナッツよ、そうだったのか。今度はきちんと味わって食べてあげたい。(西嵐)
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