48番目の県!?日本テーマのレストランビルがシドニーに

オーストラリアで農場やレストランを経営する「アザブ・ホスピタリティグループ(Azabu hospitality group)」が12日、シドニーの中央商業地区に、レストランビル「Prefecture 48」をオープンさせた。歴史的建造物を3年かけて改装したという3階建てビルには「シドニーにある48番目の県」をテーマに日本をコンセプトにした飲食店が並ぶ。和モダンな内装は、各階全て違う国内外のアーティストが手がけ、エレベーター内では日本の駅員のアナウンスや総合ディスカウントストア「ドンキ・ホーテ」のテーマ曲が流れるなど「日本」の再現に忠実だ。

地上階に炉端料理の「Ibushi」、デザートショップ「Dear Florence」、ウイスキーバーの「Whiskey thief」、1階に懐石料理の「雅楽」、2階に欧州と日本料理の融合「FIVE」、カウンター8席の「おまかせ」という6店舗が入り、「銀座久兵衛」や「テツヤズ」などで働いたトップクラスのシェフらが腕を振るう。さらに中庭では、日本の雑貨や食品のマーケット、ワークショップ、ブランドイベントなど年間を通してポップアップ・イベントが開催される予定だ。

オープニングイベントに参加した日本政府観光局シドニー事務所の森慶之上席次長は「メディア向けの訪日観光PRイベントで利用したい。日本に興味を持つきっかけを与えてくれる場所になる」と大きい期待を寄せていた。

問い合わせ https://www.p48.com.au/

入れ墨アーティストの作品が壁を彩るウイスキーバー「Whiskey Thief」

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