第177回 ターンブルの呪い 2022年7月1日 最終更新日時 : 2022年7月1日 西原哲也 首相を務めた大物議員が、政権から退陣してもご意見番として政権に大きな影響力を与え続けるというケースは日本にもある。だが、自分が所属していた政党が選挙で不利になる、まるで野党党首のような言動を繰り返すとなると、言語道断ということになるのだろう。保守連合でオーストラリアの29代首相を務めた、マルコム・ターンブル氏のことだ。ターンブル氏のモリソン政権憎しが近年、あからさまに見えてはいた。だが、どれほど深いものだったかには気が付かなかった。 コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In. あなたは会員ですか ? 会員についてFacebookX