高飼料効率でメタン減、ワギュウ育種で判明
オーストラリアのワギュウの育種プログラムを通じ、飼料効率の高い牛を選抜することで、生産性と収益性の向上に加え、メタン排出量の削減も同時に実現できることが明らかになってきた。ビーフセントラルが伝えた
ワギュウ育種会社3Dジェネティクスは年間で約6万頭の子牛のDNAや枝肉成績などを追跡。農場内に飼料効率の試験施設を開設し、各個体の飼料摂取量と体重をモニタリングして、年間で約1,800頭の飼料効率を測定している。
同社はニューサウスウェールズ州のニューイングランド大学などとの提携の下、農業テックの米C-Lockのメタンモニタリング装置「グリーンフィード(GreenFeed)」を利用して、各個体のメタンと二酸化炭素(CO2)の排出量も測定している。
3Dジェネティクスのゼネラルマネジャーのジョー・グロース氏は、初期の結果はまだ分析中としつつも、飼料を効率的に肉に変換できる牛はメタン排出量が少なくなるとし、「生産性と収益性の高い牛を育てれば、結果としてメタンなどの温室効果ガスも減る」と述べている。
これまで得られたデータでは、優れた牛は乾物飼料4.5キログラムで1キロ増体できるが、効率性の低い牛は1キロの増体に9キロの乾物飼料を必要とするなど、個体によって大きな差があることが確認された。
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