牛肉業界に自主規制の意思なし=上院委
オーストラリアの家畜売り場(セールヤード)で談合や反競争的行為が見られるとして調査を行っている上院議員らはこのほど、牛肉業界には自ら規制しようという意思がないとの見解を明らかにした。
MLA、枝肉計測技術の研究に投資
エクワイン4DDIの馬用のCTスキャナー(同社提供)
オーストラリア食肉家畜生産者事業団(MLA)はこのほど、枝肉の脂肪と骨を除いた肉量を正確に計量できる「二重エネルギーX線吸収測定法(DEXA)」の研究に約2,800万豪ドル(1豪ドル=約86円)を投じると発表した。
アンガス牛、安定的な取引が魅力=牧畜業者
オーストラリア・ニューサウスウェールズ(NSW)州ミッタゴング(Mittagong)近くにある1,000ヘクタールの牧場「スプリング・ヒル」で牛を飼育するプロバート家は、アンガス牛の確かなパフォーマンスと変わらぬ魅力から同種の飼育数を倍増させる計画だ。
「牧草」対「穀物」飼育、穀物牛に軍配の声
牛肉業界では「グラスフェッド(牧草飼育)」と「グレインフェッド(穀物肥育)」のどちらの牛肉が健康的かという議論をめぐって対立が続いているが、実際は、穀物肥育牛の方が健康に良いと言える─。
「動物肉」への抵抗感、NZ赤肉業界に脅威
消費者の間で動物を加工した食肉に対する抵抗感が高まるとともに、植物性タンパク質や人工食肉といった代替タンパク質との競争が増える中、ニュージーランド(NZ)の赤肉業界は今、重大な岐路に立たされている─。
日本の牛肉関税引き上げ、豪にも影響?
オーストラリア食肉家畜生産者事業団(MLA)のノートン代表は、日本政府が今月から米国産などの冷凍牛肉の関税を引き上げたことについて、「関税引き上げによる影響を予測するのは現時点で困難」との見方を示した。
業界大物「非倫理的な食肉業者にノーを!」
オーストラリアの食肉輸出大手サンガー(Sanger)の元代表で現在も業界のリーダーであるリチャード・レインズ氏は、国内の小売業者やファストフード経営会社などに対し、食肉国内最大手JBSオーストラリアとの取引をボイコットするよう呼びかけたと明らかにした。