豪畜産業界、炭素中立目標を撤回 制度や算定法などに疑義

オーストラリアの畜産業界は、フィードロット(肥育場)での肥育と食肉加工を含む牛肉、羊肉、ヤギ肉業界全体において、2030年までにカーボンニュートラル(炭素中立)を実現する目標「CN30」を撤回した。業界団体の赤肉諮問委員会(RMAC)が戦略の見直しを行い、制度や算定方法に疑義があるほか、現行では目標達成が困難だと判断した。生産者の間では、目標達成のためのコスト負担や収益性への影響に対する懸念が根強く、今回の撤回は畜産業界の基本方針を大きく転換するものとなった。【ウェルス編集部】

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