湖城の窓から「次はカフェ?」
今週のトップ記事は、厳しい飲食業界を取り上げています。同業界は、新型コロナウイルスの流行時から約4年間、時々の状況に翻弄されてきました。ロックダウン(都市封鎖)から始まった苦境は、テイクアウェー(持ち帰り)の導入で混乱の中にわずかな光が差し、政府支援や納税猶予、家賃減免などで何とか生き永らえました。ロックダウン解除で「リベンジ消費」が発生し一時は活況を呈するものの、税負担は再び重くなり、新規開業が増え潜在顧客層が薄まるという事象も発生しました。
同時に物流の混乱や人手不足、資源高による高コストと、現在の利上げによる生活コストのインフレ、顧客の支出減少と、圧力が一段と強まっています。
そんな中、戦々恐々としているのが街角のカフェだと言われています。パース拠点の市場調査会社によると、消費者はまだ日々のコーヒー習慣を変えてはいないものの、スーパーのインスタントコーヒーの売り上げが伸びる兆候があるそうです。
1日3杯のコーヒーを2杯、1杯と減らし、最終的にはインスタントで済ます。インフレの影響はじわじわと広がっています。(編集長)
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