オセアニア農業の歩み「スーパー規制、新章へ」

今週のトップ記事では、オーストラリアで導入された世界初のスーパーマーケットの「過度な価格吊り上げ」規制について取り上げました。何をもって「価格が過度」とするかに厳密な数値基準はなく、ACCCが個別に総合判断する点が特徴です。今後1年間は監視活動が中心になる見通しですが、実際にどのような事例を問題視し、どこまで踏み込んで運用するのかは、引き続き議論を呼びそうです。

今回の規制では、年商300億豪ドル(1豪ドル=約112円)を下回るドイツ系ディスカウントスーパーのアルディは対象外となりました。アルディは、消費者団体チョイスの価格調査で安さが評価されたほか、納入業者からも最も公正な取引先とされています。独立系IGAも、主力の食品事業では大手スーパーとの価格差縮小が進み、価格競争力を高めています。

こうした中、ACCCの介入が寡占状態にあるスーパー市場をどこまで変えられるのか。消費者の買い物行動や納入業者との関係も含め、今後の変化を注視したいと思います。(本田歩)

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ウェルス編集部

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