NZとEU、FTAで大筋合意 関税91%撤廃、失望の業界も
ニュージーランド(NZ)と欧州連合(EU)が先月30日、自由貿易協定(FTA)を結ぶことで大筋合意した。NZのアーダン首相とフォンデアライエン欧州委員長が会談し発表した。NZにとってEUは4番目に大きい貿易相手で、2021年度の貿易額は157億NZドル(NZドル=約84円)に上る。今後FTAの発効初日には、NZのEU向け輸出品の91%の関税が撤廃され、7年後には最終的に97%に及ぶことになる。一方、FTAには商業的に意味のある貿易アクセスが含まれないとして失望を示す業界もある。【ウェルス編集部】