泣きっ面でもハチ
「アッ」という声が聞こえた。妻がベランダでハチに足を刺されたという。見ると外壁に小さな巣があり、数匹がその周りを飛んでいた。
すぐに駆除しようと息巻いたが、妻は足を押さえながら、できれば殺さないでと言う。世界的にハチは減っていて、ハチが受粉しないといろいろな野菜や果物が育たなくなるからだそうだ。
そういえば、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーがハチの保護を訴えるため、体にたくさんのミツバチを止まらせて写真を撮影していた。世界の主要作物の3分の1がミツバチなどの花粉媒介者に依存しているといわれる。アシナガバチもミツバチほどではないにせよ、少しは役に立っているだろう。
結局、雨合羽で全身を防御し、ホウキでハチの巣をベランダの外の茂みにはじき落とす作戦を敢行。巣がなくなったのに気づかないハチがしばらくその辺りを飛んでいた。(城一)
投稿者プロフィール
最新の投稿
FROM OCEANIA TO JAPAN2025年10月30日第522品 ヒューゴスのピスタチオボムズ
豪主要農畜産地域の降水量2025年10月30日豪主要農畜産地域の降水量 10月23日~29日
編集長コラム「オセアニア農業の歩み」2025年10月30日オセアニア農業の歩み「厳しい合理的判断」
ことの葉2025年10月30日ことの葉「特別な献立」




