第231品 サンビームの「ソルタナ」
オーストラリアの子どものおやつといえば、昔からドライフルーツが定番です。その中でも、サンビーム社のソルタナは、小分け包装になっているのでそのままランチボックスに入れられると、親世代にも人気の商品です。
サンビームは、1926年にビクトリア州ミルデューラで創設されました。創設後、瞬く間にドライフルーツと
ナッツのサプライヤーとして名が知れ渡り、今ではドライフルーツと言ったらサンビームと呼ばれるくらいに成長しました。
ソルタナ=干しブドウと思っている方も多いと思いますが、実はソルタナは単にブドウを干すのではなく、茎についたままのブドウにオイルをかけて天日干しして作られています。1920年代にオーストラリアに伝わった、トルコで使われていた乾燥方法です。
無処理のブドウだと乾燥させるのに4~8週間かかるのが、この方法だと1~2週間に短縮されます。比較的早く水分が蒸発することによって、糖分が上がるため、ソルタナはレーズンのように黒くならず、薄い色に出来上がります。
味はレーズンよりも柔らかく、かなり甘いです。また一箱がおやつに丁度いい量で、フルーツなため栄養価も高く、子どものおやつに重宝され続けているのには納得です。6箱セットで3豪ドル(1豪ドル=約73円)と値段も家庭に優しいです。(瀬戸内)
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