減少傾向の豪牛乳生産が反転、1%増に

減少が続いていたオーストラリアの牛乳生産量が、ようやく増加に転じる見通しだ。酪農業界団体デアリーオーストラリア(DA)はこのほど発表したリポートで、2023/24年度(23年7月-24年6月)の生産量は前年度を1%上回ると予想した。これまでの低水準の生産量で、卸価格である生産者乳価は過去最高に達し、国際市場におけるオーストラリアの競争力も低下したほか、競争が激化した加工業界の利益率は減少した。生産が回復方向にあることで、業界には楽観的な見方が広がっているが、生産増加は長続きしないという指摘もある。【ウェルス編集部】

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