折り畳み式コンテナ、来年から本格生産へ
オーストラリア・シドニーに拠点を置くベンチャー企業のスペクテイナー(Spectainer)が、4つを1つ分にまとめられる折り畳み式コンテナを設計した。来年から商業規模での生産を計画している。国内の港を出発するコンテナの43%が空であることから着想を得たという。オーストラリアンが伝えた。
国際的にもコンテナの1割が空の状態で輸送されており、特にオーストラリアのように輸入はコンテナ主流、輸出はバルク貨物の多い国では、コンテナの無駄が大きな問題となっている。
スペクテイナーは、パースの造船オースタルと、同社のベトナム工場で折り畳み式コンテナの大量生産を試験することで合意した。6カ月間のトライアルを行い、来年からの生産開始を目指す。
折り畳み方式コンテナは、スペクテイナー創業者のプレス社長が2008年にオーストラリア国防軍のロジスティクス専門家としてアフガニスタンを訪れている際に発案した。商業規模での実践は同社が初めてで、オランダ政府系ファンドのクライメット・ファンド・マネジャーズなど複数の投資家から出資を受けている。【14日付デイリーNNA豪州&オセアニア版より】
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