地声人語・湖城の窓から- vol.500
【地声人語】
もうすぐ母の日です。日本に居る母に花を贈りたかったのですが、実家近辺で新型コロナのクラスターが発生し、不用意に配達業者と接触させたくありません。軒先に置いておくよう業者に依頼すれば良いのかもしれませんが、近所で泥棒が入ったこともあり、それも心配で出来ません。結局、ポストに収まるサイズの品を発注することになりそうです。(百芍)
もうすぐオリンピックの開催日です。コロナがなければ世界的にも大盛り上がりの頃ですが、過去を振り返ってもこんなに開催自体が不安視される年もなかったでしょう。にっくきコロナとなるところですが、あえて楽観的に言えば、観客がいなくても普通に開催しただけで大成功となり、結局、別の意味で注目されるオリンピックとなりそうです。(西嵐)
もうすぐ歯医者の診察日です。本当は1カ月前だったのですが、インプラントを薦める歯科医が煩わしくて延期していました。以前はインプラントは日本に帰って入れるとごまかしていたのですが、もうしばらく帰られそうもないので、そのごまかしも通じません。あの歯科医のしつこさに負けて、結局、今後はNZで入れるとみえみえのごまかしを言いそうです。(尋助)
【湖城の窓から】
「コロナ禍のホスピタリティー業界」
ホスピタリティー業界と言えば、真っ先に思い浮かぶのが、新型コロナの影響をダイレクトに受けたということ。ロックダウンで一夜にして飲食業は店舗の営業を停止、テイクアウェーにすぐ切り替えねばならないなど、大きく振り回されました。
そんな状況の中、この業界が営業を続けるために競うように採り入れた、イノベーティブなトレンドを紹介します。
まず一つ目はコンタクトレス・サービス。支払いが非接触型なのはもちろんのこと、チェックインや予約もアプリで行い、ペーパーレス・メニューを取り入れたところも出てきました。一方で店舗を清潔に保つだけでなく、これまで得られなかった顧客のデジタル・データが取得できるようになったともいいます。
二つ目はステイケーション。海外等に行かず、自宅(近く)で過ごすことですが、ホスピタリティー業界にとっては、今こそ地元に再注視する契機になりました。フォーマルではなく、よりカジュアルでアットホームな雰囲気を出すブランディングがマストだそうです。
そして最後はサステナビリティー。今や消費者は地球や環境をケアするお店に対し、投資する感覚で多くのお金を払います。使い捨てプラスチックを止めなければ、お客とインタラクティブな関係を結ぶことはできないとか。
以上がコロナ時代の店舗経営の肝。なるほどと思わせますが、カタカナの多さに多少辟易。
(編集長)
【ウェルスのトリビア ~今週の紙面から~】
豪中間の貿易摩擦で多大な影響を受けているワイン業界ですが、減少した中国向けの穴を埋める形で急増したワイン輸出先があります。さてどこの国でしょうか?(答えは記事中に)