編集後記・湖城の窓から- vol.462

【地声人語】

以前よりお酒に弱くなった気がします。外食で飲む機会が減ったからでしょうか。先日は飲食店での後半の記憶がなく翌朝家で目覚めて、携帯で見覚えのない料理の写真が写っているのに焦りました。慌てて同席した友人に確認したところ、ちゃんと店主に味のコメントまでしてたよとの返事。やれやれです。(花坊)

以前より身体が弱くなった気がします。日々の運動量が少なくなったからというより、単に年だからでしょうか。先日は娘と一緒に50 メートル競争して、軽く負けてしまったのには焦りました。慌ててジムでの練習にさらに力を入れましたが、逆に腰を痛める始末。やれやれです。(西嵐)

以前より冒険心が弱くなった気がします。ワルイ友人とのつきあいからでしょうか。先日はあんな店やこんな店に連れて行かれそうになったのには焦りまし

た。慌てて断りましたが考えてみると、ヤツらが人一倍アドベンチャーに惹かれているだけだと気付きました。やれやれです。(尋助)

【湖城の窓から】

「郷土愛から?」

先々週の461号で、フォンテラが乳牛のげっぷに含まれるメタンガスの削減に向け、乳牛の飼料に「海藻」を加える実証実験をタスマニア州で行っている、という記事を掲載しました。この実験の基礎研究は、オーストラリア科学産業研究機関(CSIRO)でカナダ人の研究者によって行われていたものです。「赤毛のアン」の舞台となったカナダ・プリンスエドワード島の酪農家が、地元の海藻を与えた牛の調子がすこぶる良い、と気付いたことがきっかけです。

すると今週、ニュージーランドの現地紙に、牛の温室効果ガス排出を削減する効果があるのは「コンブチャ」、という記事が出ました。よく知られているとおり、海藻の「昆布」と「コンブチャ」は全くの別物。コンブチャはいわゆる紅茶キノコ飲料に似たものです。一体これはどういうことでしょうか。

考え得る答えは3つ。一つは「本物の昆布のお茶」を使った。もう一つは「コンブチャ」も実は効果がある。最後は「海藻、つまり昆布」と考えた日本人が介在し、「コンブチャとは昆布のお茶だ」と間違ったことを記者に教えた─。郷土愛の強い北海道の利尻辺りの出身じゃないでしょうか。真相をご存知の方がいれば、ご一報下さい。【ウェルス編集長】

【ウェルスのトリビア ~今週の紙面から~】

オーストラリア政府は今月の見直しで、37年ぶりにビールの税率の引上げを行わないことを決めました。ある経済指標が低調だったためです。さて、それは何の指標でしょうか?(答えは記事中に)