スーパーグレー

実業家のジョン・シングルトン氏が、40年来の友人で、ファストフード大手ハングリー・ジャックスを所有するジャック・コーウィン氏を割れたワイングラスで殴ろうとしている瞬間の写真が紙面をにぎわせている。

シドニー市内の高級レストランで「長いランチ」を楽しんでいた2人のけんかの原因は、シングルトン氏がビールの代わりにロゼを注文したのをコーウィン氏がからかったからとか。両氏は普段からふざけあうのが常で、シングルトン氏によれば、直前にはコーウィン氏からヘッドロックをかけられ、半ば気を失いそうになったという。

シングルトン氏は当時、ビール2杯とワインボトル半分しか飲んでおらず、しらふだったと主張するが、店員は10杯から20杯のビールを運んだと証言。さらにシングルトン氏は「事件現場」を離れた後、カメラマンたちを振り切って向かい側のパブに入っている。

2人とも70代。オーストラリアの老人をなめてはいけない。(城一)

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