家族経営の課題
自宅近くの駅前に、ハンバーガーなどを提供する中国人家族経営の食堂が近所にあり、たまに利用していた。最近、その隣に鶏肉の丸焼きやチキンバーガーなどを出す西洋食堂ができた。見ると、その西洋食堂は頻繁に客が出入りしているのに対し、前者の食堂は客が入っているのをほとんど見かけなくなった。
行ってみると、西洋食堂は店の清潔感や新鮮な食材が好感が持てるのに対し、中国人経営の食堂は相変わらず暗い雰囲気で場末感が否めない。西洋食堂に客が取られているようで、メニューの価格は汚い手書きで最近修正されていた。ただ単に客単価を上げようとしたのだろう。
前者の食堂は、どうしたら客が来るかの工夫をしようとしていないことがもどかしい。言ってみれば、どうやったら客を喜ばすことができるのか、という発想がない。こうして家族経営はチェーン系に、中小は大資本に、それぞれビジネスが食われていく。家族経営なら知恵を絞って対抗するしかないはずだ。(西嵐)
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