貧血によい食材
日本では、潜在的な貧血を含めると国民の1割が貧血気味であるといわれるが、単純に鉄分が不足している場合、まず「レバー」を食べるように勧められるだろう。豪州では、「レッドミート」と呼ばれる赤身の肉が鉄分の補給に推奨されている。
牛肉で比較すると、オージービーフは和牛に比べて低カロリーでありながら鉄分やミネラルが豊富だ。豪州国内で販売されている牛肉も赤身の多い肉は「Heart Smart」などステッカーを貼り、健康に良いことをアピールしている。
一方、欧州では「ブラックプティング」という豚の血にハーブなどを混ぜたものをソーセージ状にした食品があり、英国やアイルランドの朝食メニューとして定番だ。最初に口にするときは抵抗があったが、製造工程を考えずに食べると意外とおいしい。貧血には理想的な食材だが、一般に広まるにはまだ時間がかかりそうだ。(妙子)
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